株主総会が始まる前に、会社の歴史をまとめた映像を流す

株主総会が始まるまでの時間帯に、創業以来の会社の歴史の映像を流す会社も多く存在します。とくに、創業者が70代や80代の年齢で健在の会社では、若き日の創業者がどのような決意を抱いて会社を設立したのかといった場面から動画制作を開始し、画期的な商品開発に成功して売上高の大幅な伸びを実現させた創業時の成功ストーリーに比重を置いて動画を完結させる傾向があります。
会社が株主総会で社史映像を株主たちに見せようとする意図は、たんに自慢したいわけではありません。この会社が、どのような創業者の理念によって成り立っているのかを知ってほしいと願い、創業時の商品開発や資金繰り面での大変な苦労を映像化しているのです。
そして、創業時に社員たちに陣頭指揮している創業者の姿や、最初に大ヒットした商品を株主に見てもらうことによって、デイトレード的な気持ちで自社に投資をするのではなく、少なくとも数年単位で自社株を保有してほしいという隠れたメッセージを株主に伝えようとしているのです。